« 見果てぬ夢稽古場日記(3/27) | トップページ | セリフのチカラを引き出そう! »

2012年3月28日 (水)

総合芸術

個人的なことですが、私は入院したことがありません。

だから、入院しているときの患者のすごし方っていうのがわかりませんし、患者通しや看護師、医者との交流というものはよくわかりません。

しかし、親族が入院したことがあり、そこに行ったことはあります。

そのときの経験からすると、今回の「見果てぬ夢(堤 泰之作)」や、第102回公演「あした天気になぁれ(ふたくち つよし作)」にあるような、心暖まる患者通しや病院スタッフとの交流はなかったと思います。

もちろん、看護師さんは、患者さんに優しく接してくれますが、少なくとも患者は、お互いが誰であることも知らず、一日のほとんどを、病室で様々な管や配線でつながれながら、じっと過ごしていました。病気なんだから仕方ありません。

だから、これらの作品を読むと、こんなことがあるのかと、違和感を感じます。

でも、これはお芝居なんですよね。こんなことが現実にあったらおもしろいな、素晴らしいなという世界。お芝居は作り物、言ってみれば嘘の世界です。

現実には無いものをそこに表現し、いかにもあるように見せる。表現する演劇関係者の勝負どころです。演劇関係者は役者だけではありません。演出、舞台監督、大道具、小道具、照明、音響、制作などスタッフと役者の力を結集した総合芸術です。

その総合芸術をお客さんが感動してくれれば、成功!おお、なんて素晴らしいんだ!!

って思いつつも、現実は覚えられない台詞、気持ちがわからない場面、わかっても口から出た瞬間、あれ!?の繰り返し。。。。

頑張ります。

折笠安彦

« 見果てぬ夢稽古場日記(3/27) | トップページ | セリフのチカラを引き出そう! »

演劇のこと」カテゴリの記事

コメント

自分が盲腸で入院した時の病院は今回の舞台の病院の雰囲気に近かったですね。
食事制限が出てるのに、外にケンタッキー買いに行っちゃうオジサンとかいたりして
楽しかったですよ(笑)まぁ、そんなに重病の患者さんのいる病棟ではなかったので
そんな感じでしたが。看護師さんも消灯時間だけど目をつぶってくれたりして・・・
まぁ、平成初期のまだおだやかな時代・・・ということもあったでしょうが。

おっと、本題について触れるの忘れてました(汗)
そう!舞台は総合芸術だと自分も思います!!
たかが小道具、されど小道具・・・照明も音響も装置も役者も
渾然一体となって一つの舞台を作り上げる。

そのためには、スタッフもキャストもその舞台についてあらゆる
面から考証をしなければならないでしょう。
そうしなければ、ただのコトバアソビの薄っぺらいものになって
しまいますから。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 見果てぬ夢稽古場日記(3/27) | トップページ | セリフのチカラを引き出そう! »

無料ブログはココログ